経理情報 基本知識
■基本編
取引の記録はその日のうちに
例えば2か月前の取引を記憶をさかのぼって記帳するということは正確さが損なわれたり、最悪の場合忘れてしまったりします。後回しにすればするほど、作業が面倒になりますので、毎日こまめに記帳するようにしましょう。
また、同様に預貯金の通帳の記帳も、最低月一回は行うようにしましょう。ある程度の時間がたつと、合計記帳されてしまい、詳細を把握するためには改めて銀行に赴き、手続きをしなければならなくなってしまいます。
取引関係書類の整理・保存
納品書・請求書・領収書などは、記帳の内容が事実・正確であることを証明する証拠となるものですので、関係帳簿書類などとともに、7年間(一定のものは5年間)保存する必要があります。それぞれの種類ごとに、かつ日付順に整理することで、後で見てもわかりやすいものとなります。
先方から領収書をもらえないとき
結婚式のご祝儀・お葬式の香典など、領収書のもらえない支出もあります。このような時は招待状などに金額を記入しておくと後でわかりやすくなります。
個人事業主の方
事業用のお金と家庭用のお金を同じ通帳からやり取りしている方は意外と多いものです。しかし、これは必ず分けるようにしましょう。専門の通帳を設けて家庭用とのお金を区分することで、正しい事業利益が把握しやすくなります。事業は順調なのに、手元にお金が残らない…などという場合、この区分をすることで原因がわかってきたりします。