遺言書の作成
少子高齢化社会が加速する中で、「終活」という言葉に象徴されるように、人生の終わりをよりよく締めくくるための準備をし、よりよく自分らしく生きていきたい、また、残される家族にかかる負担をなるべく軽くしたい、と考える方が増えてきました。
普段家族仲もよく、自分に万が一のことがあったらこうしてほしい、ああしてほしい、ということも口頭で伝えてある、という方も多いでしょう。しかし、いざその時が来ると、口頭で聞いていたことを実行に移すのは難しいものです。
そんな万が一の時に備えて、家族へのメッセージや終末期医療の方針、葬儀や墓のこと、保険や財産に関する情報や希望などを書き留めておく「エンディングノート」にも注目が集まっています。
一方で、「エンディングノート」は、葬儀方法などに関しては、故人の考えを尊重するために参考にされる有力な資料となりますが、財産分与に関しては、法的な拘束力がないため、いくら自分の希望を書き留めておいても、その通りに実行されることは難しいことがあります。
より強く自分の希望を実現させてほしいと思うのであれば、法的拘束力を持つ「遺言書」を残しておくことをお勧めします。
また、遺言書があれば、遺産調査の負担が軽くなったり、財産分与のあり方を指定できるので、相続に関する手続きも軽くなります。
当事務所では、ご本人の意思を尊重した遺言書の作成に関するアドバイスを行っています。お気軽にご相談ください。